CSセンターが疑問を解決

No.45 2020.10.01

CLT用のおすすめ製品はありますか。

MP引張ジョイント(基礎用)とMP引張ジョイント(上階用)があります。
MP引張ジョイント(基礎用)とMP引張ジョイント(上階用)は、CLT用のχマーク表示金物((公財)日本住宅・木材技術センター規格)の引張金物にかえて使用することが可能です。
特に、当社製品はCLTの主な用途である 『木材の現し』(意匠性)に優れた製品となっております。



切り替え対応一覧
該当告示 設置個所 χマーク規格:引張金物 オリジナル金物
平成28年国土交通省告示第611号
 第十第2第七号イ(1)
最下階の壁パネルと基礎又はこれに類する部分 ビスタイプ:
TB-90、TB-90P
MP引張ジョイント
(基礎用)※1
ドリフトピンタイプ:
TB-DP
平成28年国土交通省告示第611号
 第十第2第七号ロ(1)
上下階の壁パネル相互又は壁パネルと床版、小屋組若しくは屋根版 ビスタイプ:
TC-90
MP引張ジョイント
(上階用)※1
ドリフトピンタイプ:
TC-DP
※1 使用するCLT:直交集成板の強度等級S60-3-3 又はこれと同等以上


また、上記のオリジナル金物と組み合わせて当社推奨アンカーボルトまたは当社指定引きボルトをご使用いただくことで、設計ルート(ルート1)でご使用いただけます。
該当箇所 該当ボルト類 ボルト規格
基礎用 推奨アンカーボルト JIS B 1220 構造用両ねじアンカーボルトセット ABR490に適合するもの
上階用 指定引きボルト 両ねじボルト(M20)SNR490B(JIS G 3138建築構造用圧延棒鋼 SNR490B)




 製品のメリット 






【構造の安全性】
 
告示の規定耐力に比べ、基礎用の終局引張耐力は「99.7kN」、上階用の終局引張耐力は「199.3kN」と余裕があり、安全な設計が行えます。

終局引張耐力の比較
該当金物 MP引張ジョイント 告示
基礎用 99.7kN 86.0kN
上階用 199.3kN  135.0kN
※MP引張ジョイントは、ハウスプラス確認検査(株)にて性能確認を実施



【意匠性】
木材表面を活かした「木材の現し」が容易に実現可能です。
LSBを用いることで、CLT壁パネルの表面から接合具(ビス・ドリフトピンなど)が見えないため、
最終的な仕上げ作業(接合具を隠すなどの作業)も不要で、「木材の現し」に最適です。
※MP基礎用BOX、MP上階用BOXについては、CLT壁パネルより厚みが小さいため仕上げ材の被覆も容易に行うことができます。



【経済性】
緩み止め効果のあるイダリングを採用することで、ダブルナット採用よりもボルトの全長が短くでき、また、重量や施工の軽減も図ることができます。


MP引張ジョイント(基礎用)とMP引張ジョイント(上階用)の詳しい使用方法などについては、「MP引張ジョイントマニュアル」をご確認ください。

製品ページはこちら
マニュアルダウンロードはこちら

BXカネシンCSセンターへのお問合せ

TEL. 03-5671-1077

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