No.25 2019.02.06
PZホールダウンパイプPZ-HDP-20CNはどのような時に使いますか。
従来品のPZホールダウンパイプPZ-HDP-20では耐力が足りない時や、柱頭接合部で納まらない時に使用できます。
1.PZ-HDP-20では耐力が足りない時に
PZ-HDP-20は出隅柱または隅柱で使用した場合、16.9kNまでの引抜力に対応できます。引抜力が16.9kNを超える場合は、PZ-HDP-20CNを使用することで24.5kNまで対応可能です。横架材の材成は180mm以上が条件となりますので、主に土台を除く横架材と出隅柱または隅柱の接合に使用することを想定しています。
PZ-HDP-20CNの主な使用箇所
PZ-HDP-20とPZ-HDP-20CNの耐力比較
※1 柱:スギ、横架材:スギ、横架材材成:105mm以上
※2 柱:スプルース同一等級集成材E95-F315、横架材:スギ、横架材材成:105mm以上
※3 柱:スギ、横架材:スプルース対称異等級集成材E105-F300、横架材材成:180mm以上
2.柱頭接合部で納まらない時に
PZ-HDP-20は、取り付ける梁の梁成によっては梁受金物の接合具と干渉してしまいます。その場合は梁成をあげる必要がありましたが、PZ-HDP-20CNを使用することで梁成を変更せず、そのまま納めることができます。下図がその一例です。
PZ-HDP-20の場合
梁成が180mmの時、PZ-HDP-20の接合具の縁距離が50mm固定のため、金物と干渉してボルトが入らず、この場合は梁成を240mmに変更する必要がありました。
PZ-HDP-20CNの場合
PZ-HDP-20CNの接合具の縁距離は梁成に応じて変動(50~110mm)できるため、ボルトを共有できます。
詳しい納まり、使用条件等はプレセッター・ジョイント・システムマニュアルをご覧ください。
PZホールダウンパイプのホームページはこちら
PZ-HDP-20は出隅柱または隅柱で使用した場合、16.9kNまでの引抜力に対応できます。引抜力が16.9kNを超える場合は、PZ-HDP-20CNを使用することで24.5kNまで対応可能です。横架材の材成は180mm以上が条件となりますので、主に土台を除く横架材と出隅柱または隅柱の接合に使用することを想定しています。
PZ-HDP-20CNの主な使用箇所
PZ-HDP-20とPZ-HDP-20CNの耐力比較
部位 | PZ-HDP-20 | PZ-HDP-20CN | |
短期基準引張耐力(kN) | 中柱 | 24.3※1 | 24.5※3 |
出隅柱/隅柱 | 16.9※2 | 24.5※3 |
※2 柱:スプルース同一等級集成材E95-F315、横架材:スギ、横架材材成:105mm以上
※3 柱:スギ、横架材:スプルース対称異等級集成材E105-F300、横架材材成:180mm以上
2.柱頭接合部で納まらない時に
PZ-HDP-20は、取り付ける梁の梁成によっては梁受金物の接合具と干渉してしまいます。その場合は梁成をあげる必要がありましたが、PZ-HDP-20CNを使用することで梁成を変更せず、そのまま納めることができます。下図がその一例です。
PZ-HDP-20の場合
梁成が180mmの時、PZ-HDP-20の接合具の縁距離が50mm固定のため、金物と干渉してボルトが入らず、この場合は梁成を240mmに変更する必要がありました。
PZ-HDP-20CNの場合
PZ-HDP-20CNの接合具の縁距離は梁成に応じて変動(50~110mm)できるため、ボルトを共有できます。
詳しい納まり、使用条件等はプレセッター・ジョイント・システムマニュアルをご覧ください。
PZホールダウンパイプのホームページはこちら
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