製品検査・品質管理について

厳しい品質検査が、BXカネシン製品の信頼性を守ります。

海外を含めBXカネシン製品の生産拠点が拡大するなか、「BXカネシン製品検査センター」では品質検査を徹底しています。強度、寸法、外観、膜厚、ねじ嵌合、溶接溶け込み量など、製品の品質をあらゆる側面から厳格に検査を実施。最大荷重20tの引張試験機、3Dスキャナ型三次元測定機、デジタルマイクロスコープ、マイクロビッカース硬さ試験機、膜厚計など、それぞれの検査に対応する高性能検査機を導入し、いつでも確かな製品をお届けします。

製品検査センターでの業務

1. 強度検査

引張試験機を使用し、製品の引張・圧縮・せん断強度を検査
トルクゲージを使用し、ビスのねじり強さを検査

2. 寸法検査

3Dスキャナ型三次元測定機、マイクロスコープ、ノギス、マイクロメータ等を使用し、製品の寸法を検査

3. 外観検査

マイクロスコープ、目視にて製品の外観を検査

4. 膜厚検査

マイクロスコープ、膜厚計を使用し、表面処理の膜厚を検査

5. ねじ嵌合検査

ねじゲージを使用し、ボルト・ナットのねじを検査

6. 溶接溶け込み量確認検査

マイクロスコープを使用し、溶接部の溶け込み具合を観察、測定

7. 硬さ検査

マイクロビッカース硬さ試験機を使用し、熱処理製品(ビス・ボルト等)の表面硬度・内部硬度・焼き入れ深さ等を検査

設備・機器

引張試験機 最大試験荷重:20t
最大ストローク:1,600mm
3Dスキャナ型三次元測定機 測定精度 ±10 μm
マイクロスコープ 35倍~2,500倍
2次元・3次元形状測定機能
試料自動研磨機 研磨盤 8インチ
マイクロビッカース硬さ試験機 試験力 0.098N~9.8N
膜厚計 測定レンジ 0~2,000μm
最小表示 0.1μm(99.9μmまで)
デジタルノギス 最小表示 0.01mm
外側マイクロメータ 最小表示 0.001mm
ねじゲージ M12・M16 通り/止まり
トルクゲージ 25N・m

品質管理

安心の接合金物・品質性能評価

BXカネシンはこれまで以上の品質向上と安定供給を確実にするために、第三者機関や協力工場との連携をさらに強化し「品質管理」「品質保証」「製品づくり」のすべてにおいて各種認証を取得し、お客様の要望にお応えします。

Zマーク

「木造軸組工法住宅用接合金物」

(公財)日本住宅・木材技術センター内規に規定される、接合金物の仕様と同一の品質・性能を有する製品を、安定的に供給できると評価され、製造の承認を受け、流通する接合金物規格品の表示です。

Zマーク表示金物の承認を取得

(公財)日本住宅・木材技術センターよりZマーク表示金物の承認を取得しています。(承認NO.124-1、承認NO.124-2)

Cマーク

「枠組工法住宅用接合金物」

上記同様、製造の承認を受け、流通する接合金物規格品の表示です。

Xマーク

「CLTパネル工法用接合金物」

上記同様、製造の承認を受け、流通する接合金物規格品の表示です。

Dマーク

「Z(C)(X)マーク製品規格」の同等認定

オリジナル製品が、上記の各接合金物規格に類似する場合に、当該製品はその規格に品質・性能が同等以上であり、安定的に供給できることを、(公財)日本住宅・木材技術センターにより評価・認定された製品の認定表示です。

Sマーク

「接合用途」の認定

オリジナル製品が、接合用途に応じて必要とする一定の品質・性能を有し、安定的に供給できることを、(公財)日本住宅・木材技術センターにより評価・認定された製品の認定表示です。

品質性能試験報告書(一般財団法人建材試験センター)

当該製品が、国土交通大臣の指定性能評価機関(一般財団法人建材試験センター)にて定められた試験に基づく評価方法で性能を確認し、報告書として作成された文書です。

性能試験成績
証明書
性能試験成績証明書

性能試験成績証明書(ハウスプラス確認検査株式会社)

当該製品が、国土交通大臣の指定性能評価機関(ハウスプラス確認検査株式会社)にて定められた試験に基づく評価方法で性能を確認し、成績書として証明された文書です。

評価書・評定書 評価書・評定書

評価書・評定書(ハウスプラス確認検査株式会社)

ハウスプラス確認検査株式会社が国土交通大臣の指定性能評価機関として設置した、有識者で構成する木質構造委員会において、オリジナル製品を用いた構造部分の性能を工学的判断に基づき評価し、ハウスプラス確認検査株式会社が評価(評定)した文書です。

評価書・評定書

BCJ評定書(一般財団法人日本建築センター)

建築物の工法、部材、設備等や建築計画について、建築基準法令その他の技術的基準等に照らして、その性能が評価された文書です。

膜厚と付着量との関係について

JIS G 8641の改正による溶融亜鉛めっきの記号表記変更について改正前にリリースされた商品は改正前の表記となっております。

膜厚[JIS G 8641] 付着量[旧規格a)
種類の記号 膜厚(μm) 種類 記号 付着量(g/㎡)
HDZT 35 35 以上 1種 A HDZ A 250 以上 b)
HDZT 42 42 以上 1種 B HDZ B 300 以上 b)
HDZT 49 49 以上 1種 35 HDZ 35 350 以上
HDZT 56 56 以上 1種 40 HDZ 40 400 以上
HDZT 63 63 以上 1種 45 HDZ 45 450 以上
HDZT 70 70 以上 1種 50 HDZ 50 500 以上
HDZT 77 77 以上 1種 55 HDZ 55 550 以上

a)旧規格では、2種について付着量を規定している。
b)1種の付着量は、HDZ Aの平均めっき膜厚の平均値(35μm)又は、HDZ Bの平均めっき膜厚の平均値(42μm)に、めっき皮膜の密度を7.2g/cm3として、これに乗じた値を示す。

高耐食性溶融めっき鋼板について

高耐食性溶融めっき鋼板は、以下の材料のいずれかを使用しています。

一般材 ZAM®(MSM-HC-DZC90またはMSM-CC-DZC90)
スーパーダイマ®(NSDHC:ZQNK12またはNSDCC:ZQNK12)
エコガルNeo®(JIS G 3317 SZAHC*NC-X Y12またはJIS G 3317 SZACC*NC-X Y12)
KOBEMAG®(KMAG-HC-G1 90またはKMAG-CC-G1 90)
構造材 400N級 ZAM®(MSM-HK400-DZC90またはMSM-CK400-DZC90)
スーパーダイマ®(NSDH400:ZQNK12またはNSDC400:ZQNK12)
エコガルNeo®(JIS G 3317 SZAH400*NC-X Y12またはJIS G 3317 SZAC400*NC-X Y12)
KOBEMAG®(KMAG-H400-G1 90またはKMAG-C400-G1 90)
構造材 590N級 ZAM®(MSM-HK590-DZC90またはMSM-CK590-DZC90)
建築構造材 400N級 ZAM®(MSM-HK400-K-DA90)

※「ZAM」は、日本製鉄株式会社の登録商標です。「ZAM」は、日本製鉄株式会社が開発した溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき鋼板の商品名です。「スーパーダイマ」は、日本製鉄株式会社の登録商標です。「スーパーダイマ」は、日本製鉄株式会社の高耐食性めっき鋼板の商品名です。「エコガルNeo」は、JFEスチール株式会社の登録商標です。「KOBEMAG」は、株式会社神戸製鋼所の高耐食性めっき鋼板(溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム)の商品名です。