製品情報

後施工金物〈柱頭・柱脚用〉

リフォーム等で柱と梁の接合に使用する柱頭・柱脚用金物です。ボルトを使用せず、ビスとドリフトピンだけで施工できます。

用途・特長

柱と梁を緊結する時に使用します。
●既存住宅等の耐震補強に「後施工金物」を使用することにより容易に柱増設ができます。
●ビス止め金物なので柱仕口の引抜力が確保できます。
●柱等の増設が容易になり今まで大変だった施工を平準化することが可能です。
●ビス止め金物なので木材の欠損が抑えられます。
●後付け施工でも柱仕口に対してしっかりとした強度を数値化できます。
●105用と120用があります。

耐力

製品名 短期基準接合耐力
引張耐力 せん断耐力
後施工金物〈柱頭・柱脚用〉 12.3kN 6.1kN
※既存木材の座掘り深さは、すべて10㎜です。
※柱:集成材(スプルース)、横架材:すぎ

仕様

使用方法

①新規柱が正確に取付けられるように梁・梁間、梁・土台間の寸法を正確に測定します。
②梁等のソリ曲がり等がある場合は、水平器で水平になるようにカンナ等で加工します。
③新規柱は、仕様欄の木材加工詳細図を確認しながら6mmのスリットを鋸で加工し、φ12の穴をドリルで加工します。
④既存梁の加工寸法を、必ず水平器で水平を確認してからφ15のドリルで穴あけを行います。
⑤φ60の座掘錐で座掘加工します。(座掘深さは10mmです)
⑥穴に合わせて上下に注意し金物を取付けます。ビスを打ち込み、新規柱をドリフトピンで固定します。

注意事項

●必ず付属品で接合してください。
●ビス接合用の四角ビット(#3)は別売品です。
●座掘深さ等加工寸法には注意して施工してください。

基本情報/メーカー希望小売価格(税抜き)

①後施工金物〈柱頭・柱脚用〉
型番 商品コード 出荷単位 梱包 作業工程別
梱包の分類
メーカー希望小売価格
円/個(税抜)
後施工金物1(105用) 175000 1個 20個/ケース 構造 1,885
後施工金物1(120用) 175100 2,010
 
材質 プレート部:JIS G 3131 SPHC 座部:JIS G 3507 SWRCH10R
表面処理 クロメートメッキ(JIS H 8610に規定するEp-Fe/Zn8/CM2)
付属品 ビスCPQ-75(Mブルー)× 6本、ドリフトピン 2本
承認等 (一財)建材試験センター 品質性能試験報告書 受付第04A0269号/第04A0270号


②No.28P 超硬P型座掘錐
型番 商品コード 出荷単位 梱包 作業工程別
梱包の分類
メーカー希望小売価格
円/個(税抜)
28P-1560 790010 1個 1個 土台 13,000

この製品に関するQ&A

Q
後施工金物は無垢材でも使用できますか。
A
柱、横架材とも無垢材での試験は実施しておりませんのでご使用いただけません。
※ご使用の際は下記以上の等級の木材を使用してください。

■後施工金物試験材種

〈梁受用〉
横架材
後施工金物1 引張 スギ E105-F300オウシュウアカマツ異等級構成構造用集成材
せん断
後施工金物2 引張 スギ E120-F330オウシュウアカマツ異等級構成構造用集成材
せん断
後施工金物3 引張 スギ E120-F330オウシュウアカマツ異等級構成構造用集成材
せん断
後施工金物4 引張 スギ E105-F300オウシュウアカマツ異等級構成構造用集成材
せん断


〈柱頭・柱脚用〉
横架材
後施工金物1 引張 E85-F300スプルース同一等級構成構造用集成材 スギ
せん断
Q
後施工金物を施工する際、どの座掘錐を使えばいいですか。
A
座掘径が60mmの座掘錐をご使用ください。弊社ではNo.28P超硬P型座掘錐を推奨しています。
Q
後施工金物〈柱頭・柱脚用〉の取り付け向きは決まっていますか。
A
決まっていませんが、下図の向きにしていただくと柱が差し込みやすくおすすめです。

Q
後施工金物〈柱頭・柱脚用〉は、新築の耐力壁となる柱に使用できますか。
A
新築でも使用いただけます。
引張、せん断など各性能を確認し、適切に設計のうえ、ご使用ください。
Q
金物に付属されているビスやリングネイルだけを注文することはできますか。
A
袋または小箱単位であればご注文いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。
※一覧にない場合はお問合せください。

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