製品情報

MPシアプレート67/MPシアプレート102 NEW

ボルト接合のせん断耐力・剛性を大幅に向上させる掘り込みジベルです。

〔BXカネシン社内試験および計算検討によりAIJ規準※のシアプレート以上の耐力性能を確認しています。〕
※「木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-」2006年版((一社)日本建築学会)



用途・特長

トラス接合部や梁受け金物、柱脚金物のボルト接合部のせん断耐力・剛性を向上させる金物です。
●ボルト接合のせん断耐力が向上するため、接合箇所数を削減できます。
●高いせん断耐力を確保できるため、大スパンのトラス構造の接合に適しています。鉄筋ブレース端部の接合や柱脚金物のせん断キー等としてもご使用いただけます。
●ボルト接合のためドリフトピンの打ち込み手間がなく、現場施工が容易です。


設計者のアイデア次第で色々な接合部が考えらます。

MPシアプレート納まり例




 


  

耐力

型番 基準せん断
耐力(kN)
繊維方向 繊維直交方向
J1(ベイマツ類) J2(ヒノキ類) J3(スギ類) J1(ベイマツ類) J2(ヒノキ類) J3(スギ類)
MPSP-67 長期 12.0 10.2 8.7 8.4 7.2 6.1
中短期 17.4 14.9 12.6 12.2 10.4 8.8
短期 21.8 18.6 15.8 15.3 13.0 11.1
MPSP-102 長期 20.6 14.4
中短期 29.9 20.9
短期 37.4 26.2
※AIJ規準より耐力値を引用しています。
※ボルト1本に対してMPシアプレートを2個取り付けた場合の、MPシアプレート1個当たりの耐力数値です。
※BXカネシン社内試験および計算により耐力検討を行い、上記以上の性能を有することを確認しています。
※表中の数値は基準耐力Poに荷重継続期間影響係数を乗じた数値です。設計ではその他の係数も考慮した許容耐力Paを設定し用いてください。

 

使用方法

ホームページのマニュアルをご確認ください。

注意事項

●ご使用前に必ずホームページのマニュアルをご確認ください。
●本体と付属のビス以外は別売品です。接合具は別途ご用意ください。
木材加工は、プレカット加工機または専用加工錐で行います。プレカット加工機での加工の可否は各加工機メーカーにお問合せください。MPシアプレート専用加工錐(納期8週間以上)はBXカネシンでご用意しております。詳しくはお問合せください。

基本情報/メーカー希望小売価格(税抜き)

※赤字の商品は納期・送料を確認してください。
型番 商品コード 出荷単位 梱包 作業工程別梱包の
分類
メーカー希望小売価格
円/個(税抜)
MPSP-67 600650 1個 50個/ケース 上棟 1,000
MPSP-102 600651 25個/ケース 4,800
 
材質 MPSP-67……JIS G 3101 SS400
MPSP-102…板部:JIS G 3101 SS400、内パイプ:JIS G 3445 STKM13A、外パイプ:JIS G 3444 STK400
表面処理 電気亜鉛めっき
付属品 MPSP-67……ビスCPQ-45(シルバー)×1本
MPSP-102…ビスCPQ-45(シルバー)×2本

この製品に関するQ&A

Q
MPシアプレートは、どのように使用する金物ですか。
A
トラス接合部や梁受け金物、柱脚金物のボルト接合部で使用し、ボルト接合部のせん断耐力・剛性を向上させる金物です。

主に意匠設計で製作金物と合わせて使用するような特殊なケースを想定しております。納まりは、例のように「プレートと木材の接合」と、「木材と木材の接合」の2通りが基本ですが、設計者のアイデア次第で様々な接合部が考えられます。

「構造金物相談所」の以下コラムも合わせてご確認ください。

【構造金物相談所】
■コラム(構造設計)
MPシアプレートはどこで使うと合理的なのか
■コラム(設計例題)
MPシアプレートを用いた鉄筋ブレース接合部の設計例
MPシアプレートにより鉄筋ブレース耐力壁を構成する場合

MPシアプレート67・MPシアプレート102の製品情報ページはこちら

MPシアプレート納まり例





 
Q
MPシアプレートは、MP木造建築(中大規模木造建築)以外でも使用可能ですか。
A
住宅等でもご使用いただけます。都度、接合部の設計と計算が必要になります。
Q
MPシアプレートの木材加工は現場でも行えますか。
A
MPシアプレートの木材加工は精度よく行う必要があるため、プレカット会社にてMPシアプレート専用加工錐を使っての加工や、特殊加工機などでの加工を推奨します。MPシアプレート専用加工錐は、弊社から購入または貸し出しが可能です。貸し出しについてはお問合せください。

お問合せはこちら
Q
MPシアプレートには固定用ビス(CPQ-45(シルバー))が付属されていますが、現場で紛失等があった場合、他のビスで施工しても問題ないですか。
A
付属の固定用ビス(CPQ-45(シルバー))は脱落防止用ですので、他のビスでも問題ありません。ただし、ビス頭が鋼板と干渉しないようご注意ください。
また、図面にMPSP-102のビス(YPR-85(Mブロンズ))を4本打ち指定がある場合は、設計上必要な仕様ですので、指示通りのビスをご使用ください。
Q
MPシアプレートと、AIJ規準のシアプレートに違いはありますか。
A
金物の形状や配置ルールに違いがあります。

AIJ規準のシアプレートとMPシアプレートの比較
※「木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-」2006年版((一社)日本建築学会)

図引用:AIJ基準 『付録5.ジベルの許容耐力』p.386

また、MPシアプレートには固定用ビス(CPQ-45(シルバー))が付属します。詳細はホームページのマニュアルをご確認ください。

※マニュアルのダウンロードには初回のみユーザー登録が必要です。
※ユーザー専用ページのログインはこちら
※ユーザー新規登録はこちら