製品情報

プレセッタータイプM梁受金物

梁の内部に金物が納まる梁受金物です。無垢材に対応した2ピース型の金物工法です。木材の断面欠損が少なく、あらゆる方向からの力に強靭に抵抗する仕口を実現できます。無垢材は集成材に比べて、錆の原因となる木酸の影響を受けやすいため、高耐食金属表面処理のプロイズを標準採用し、防錆力を高めています。



用途・特長

横架材を受ける梁受け金物です。
●詳細は、技術情報ページをご参照ください。
●クロムフリー高耐食金属表面処理の「プロイズ」を採用し、環境に配慮した製品です。

耐力

柱-梁/杉無垢材(無垢材基準・規格は仕様欄参照)
M/PS-10PZ
M/PS-12PZ
M/PS-15PZ
M/PS-18PZ
M/PS-21PZ
M/PS-24PZ
M/PS-27PZ
M/PS-30PZ
M/PS-33PZ
M/PS-36PZ
M/PS-39PZ
短期基準引張耐力(kN) 10.8 17.1 17.9 20.0
短期基準せん断耐力(kN) 14.7 16.5 24.5 40.4
短期基準逆せん断耐力(kN) 4.8 13.3 25.9 34.5

仕様

対応梁成
M/PS-10PZ M/PS-12PZ M/PS-15PZ M/PS-18PZ M/PS-21PZ M/PS-24PZ M/PS-27PZ M/PS-30PZ M/PS-33PZ M/PS-36PZ M/PS-39PZ
105mm 120mm 150mm 180mm 210mm 240mm 270mm 300mm 330mm 360mm 390mm

 
無垢材基準・規格
杉KD材 E70以上SD15以下
土台 檜KD材 E70以上SD15以下
杉KD材 E70以上SD15以下またはSD20以下(梁成が大きい場合)
※使用する木材は上記記載のヤング係数、含水率を満たしたJAS材を推奨しております。
 その他の木材を使用する場合は、設計者様のご判断で適切なご検討をお願いいたします。


 
仕様図

 
型番 L1 L2 L3
M/PS-10PZ 41.5 85 87.3
M/PS-12PZ 56.5 100 102.3
M/PS-15PZ 86.5 130 132.3
M/PS-18PZ 60 160 162.3
M/PS-21PZ 90 190 192.3
M/PS-24PZ 50 220 222.3
M/PS-27PZ 80 250 252.3
M/PS-30PZ 110 280 282.3
M/PS-33PZ 70 310 312.3
M/PS-36PZ 100 340 342.3
M/PS-39PZ 130 370 372.3

使用方法

プレセッターマニュアルをご確認ください。

注意事項

●無垢材にはひび割れやソリ、曲がりなど製品上避けられない特性があります。性能試験時には比較的このような現象の少ない材料を使用して耐力の確認を取りました。お施主様への説明を十分に行い使用者の責任のもと、製品特性をご理解の上、安全性を確認してご利用ください。
●ご使用前に必ずマニュアルをご確認ください。
●先行ピンのみの時点では上記耐力はありません。建方の際、過剰な負荷を掛けないよう組み建ててください。

基本情報/メーカー希望小売価格(税抜き)

型番 商品コード 出荷単位 梱包 作業工程別
梱包の分類
メーカー希望小売価格
円/セット(税抜)
M/PS-10PZ 901130 1セット 60セット/ケース 上棟 830
M/PS-12PZ 901131 915
M/PS-15PZ 901132 1,025
M/PS-18PZ 901140 40セット/ケース 1,170
M/PS-21PZ 901141 1,300
M/PS-24PZ 901150 20セット/ケース 1,600
M/PS-27PZ 901151 1,820
M/PS-30PZ 901152 2,025
M/PS-33PZ 901160 2,190
M/PS-36PZ 901161 2,615
M/PS-39PZ 901162 3,195
 
材質 JIS G 3131 SPHC
表面処理 プロイズ処理
承認等 (一財)建材試験センター 品質性能試験/ハウスプラス確認検査(株)性能試験
※認定番号、試験成績書番号は「品質・性能評価一覧表」をご参照ください。
品質・性能評価一覧表はこちら

この製品に関するQ&A

Q
プレセッタータイプM梁受金物は、スギ以外の木材でも対応できますか。
A
以下の「無垢材基準・規格」の各耐力数値を上回る木材であれば対応可能です。
(耐力数値は木質構造設計指針参照)

■無垢材基準・規格
柱・・・・・杉KD材 E70以上 SD15以下
土台・・・・檜KD材 E70以上 SD15以下
梁・・・・・杉KD材 E70以上 SD15以下またはSD20以下

※木材はJAS(機械等級)規格を推奨しています。それ以外の材は使用者の責任においてご使用ください。
※背割り材でのご使用には適していません。
Q
プレセッターSU、プレセッター、プレセッタータイプMの加工ができる工場を教えてもらえますか。
A
ホームページのプレカット会社一覧よりご確認いただくか、お近くの当社営業所までご連絡ください。

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Q
金物工法と在来軸組工法用の接合金物を同一建物に使用できますか。
A
使用できますが、金物工法と在来軸組工法とで応力の検討方法が違うため、構造計算時には注意が必要です。

同一建物ではなく、同一接合部での金物工法と在来軸組工法用の金物併用についてはこちらをご覧ください。
Q
金物工法と在来軸組工法用の接合金物を同一接合部に使用できますか。
A
使用することはできますが、お互いの金物が干渉しないよう納まりにご注意ください。
また同一接合部に使用する場合の耐力の合算については、設計者様にてご判断をお願いいたします。

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