製品情報

MP柱脚システム NEW

複数使いが可能な高耐力の柱脚金物です。柱断面、樹種、耐力の組み合わせで様々なパターンに対応します。

〔AIJ規準※等により設計した計算金物〕
※「木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-」2006年版((一社)日本建築学会)

※受注生産品です。納期を事前にお問合せください。



用途・特長

●中・大断面の柱と基礎の緊結に使用する柱脚金物です。
●ホールダウン金物の代わりに使用する柱脚金物です。
●AIJ規準等の計算指針に準拠した計算金物です。
●引張耐力・剛性が高いため、高耐力壁の設計に使用できます。
●アンカーボルト降伏で設計できるため、柱が木材破壊して鉛直荷重支持能力を失う恐れがありません。
●木栓等で金物を覆うことができ、燃えしろ設計に対応します。(木栓分、木材断面を大きくする必要があります。)


❶高耐力の柱脚金物を標準化。設計手間を削減
AIJ規準等の計算指針に準拠した計算金物です。柱脚の引張力が大きいMP木造建築等でも製作金物を検討する必要がなく、設計手間を削減できます。




❷様々な柱断面・樹種・耐力のパターンに対応
計算金物のため、条件によって柱断面・樹種・耐力を選択できます。複数配列も可能なので、様々な計画に対応します。



❸建築計画の自由度が向上
高い耐力と剛性を有するため、7倍を超える高耐力壁でも安心してご使用いただけます。高耐力壁を用いることで、参考プランのような開放的な空間設計が可能です。

耐力

使用するアンカーボルトの耐力以上をお選びください。
  短期許容引張耐力(kN)
J1(ベイマツ類) J2(ヒノキ類) J3(スギ類)
1個使い 2個使い 1個使い 2個使い 1個使い 2個使い
BC6-120 100.94 201.88 92.27 184.54 83.54 167.08
BC8-120 121.37 242.74 115.65 231.30 104.71 209.42
BC6-150 110.81 221.62 100.50 201.00 90.15 180.30
BC8-150 138.88 277.76 125.96 251.92 112.99 225.98
※使⽤環境Ⅲの場合。使⽤環境Ⅱの場合は0.8を乗じた数値。
※計算書をご用意しております。必要な方はBXカネシンまでお問合せください。
※各樹種の集成材で計算した場合の数値です。木材仕様の詳細はホームページのマニュアルをご確認ください。
※2個使いの場合、樹種、配列方法により柱の必要断面が異なります。詳しくはホームページのマニュアルをご確認ください。

仕様

注意事項

ご使用前に必ずホームページのマニュアルをご確認ください。
●必ず付属の専用座金とドリフトピンで接合してください。
●アンカーボルトはJIS B 1220に規定するABR490の使用を推奨します。
●アンカーボルトもご用意できます。詳しくはお問合せください。

基本情報/メーカー希望小売価格(税抜き)

※赤字の商品は納期・送料を確認してください。
型番 商品コード 出荷単位 梱包 作業工程別
梱包の分類
メーカー希望
小売価格
BC6-120 910200 1個 1個 構造 オープン価格
BC8-120 910210
BC6-150 910220
BC8-150 910230
 
材質 本体:JIS G 3136 SN490B 座金:JIS G 3101 SS400
表面処理 JIS H8641(溶融亜鉛めっき)HDZT77
付属品 BC6-120/ドリフトピンL119×6本、専用座金φ68×1枚
BC8-120/ドリフトピンL119×8本、専用座金φ68×1枚
BC6-150/ドリフトピンL140×6本、専用座金φ68×1枚
BC8-150/ドリフトピンL140×8本、専用座金φ68×1枚
承認等 AIJ規準等により短期許容耐力を算出

この製品に関するQ&A

Q
MP木造建築を設計するには特殊な金物が必要ですか。
A

構造計画によって異なります。傾向として高耐力製品が必要なケースが多いため、一部高耐力製品をラインナップしています。また、製作金物も対応可能ですのでお問合せください。


お問合せはこちら

Q
MP柱脚システムは計算金物とのことですが、短期許容引張耐力はどのように算出すれば良いですか。
A
既に計算済みのため、耐力を算出する必要はありません。以下耐力表をご参照ください。なお、アンカーボルト先行降伏での設計を推奨しております。こちらのQ&Aも合わせてご確認ください。



構造金物相談所でも本製品に関連したコラムがあります。

構造設計コラム
vol.5高耐力な柱脚金物を設計する時の配慮について
vol.7高耐力な柱脚金物を設計する時の配慮について その2
Q
MP柱脚システムはアンカーボルト降伏で使用できるということですが、本体とアンカーボルトの耐力はどちらを使用すれば良いですか。
A
耐力は、「アンカーボルト < 金物」となるように設定してください。アンカーボルトの耐力を決めた後、耐力表からアンカーボルトの耐力以上となる樹種・本体種類の組合せをご選択ください。2個使いの場合はアンカーボルトの耐力を2倍して検討します。


Q
MP柱脚システムを複数配列で使用する場合、ノーマル配列とライン配列はどのように使い分ければ良いですか。
A
柱断面や納まり、その他設計条件により使い分けてください。

●ノーマル配列
ノーマル配列はライン配列よりも材積を少なくできますが、材幅は150mm以上必要です。

●ライン配列
ライン配列は120mm幅の集成材を使用できますが、ノーマル配列より材積が多くなります。


Q
MP柱脚システムを使用するにあたり設計登録等の条件ありますか。
A
ありません。ご使用前に必ずホームページのマニュアルをご確認ください。定期的にセミナーを開催しております。詳しくはお問合せください。

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Q
MP柱脚システムは柱頭にも使用できますか。
A
柱頭にもご使用いただけます。MP柱脚システムマニュアルの「付録1.柱頭接合部について」と、標準図を参考にしてください。

本製品以外にも、MPホールダウン108〔枠材用〕フレックスホールダウン丸鋼ホールダウン等の既製品もご使用いただけます。必要性能、納まり等を考慮いただき、製品をご選択ください。

マニュアル、標準図は以下からご確認ください。

MP柱脚システム設計・施工マニュアル
MP柱脚システム構造標準図
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