CSセンターが疑問を解決

No.16 2018.06.01

ベースセッター耐力壁と門型フレームの違いはありますか。

構造計算方法、納まりの制限などに違いがあります。
1.ベースセッターは構造計算が簡単
通常の許容応力度計算に付加して行う必要な計算等の比較をします。

ベースセッター耐力壁(BS耐力壁)
Excelツール(BS耐力壁検定ツール)に数値を入力するだけで、プランがBS耐力壁の適用範囲であるか等のチェックができます。

ステップ①
BS耐力壁検定ツールを使用

階高、梁成等の基本寸法を入力し、BS耐力壁の換算壁倍率を算出します。

ステップ②
許容応力度計算ソフトを使用
ステップ①で算出した換算壁倍率を入力し、耐力壁の充足、偏芯率などの確認、軸力と分担水平力を算出します。

ステップ③
BS耐力壁検定ツールを使用
ステップ②で算出した軸力、分担水平力を入力し、設計用許容せん断耐力の算出、部材の検定等を行います。NGがなければ検定終了です。


門型フレーム (一例)
下図の様に鉛直構面の弾性フレーム解析などを行います。接合部を回転バネ等にモデル化した応力変形解析や応力図による応力検定、接合部のモーメントと軸力・せん断力のそれぞれの複合力などを検定する必要があります。

鉛直構面の弾性フレーム解析の図例





2.ベースセッターは梁成の制限がなく、壁の高さの上限が高い

BS耐力壁は梁成に制限がなく、必要なスパンに応じた梁成を選択できます。また、壁の高さ(BS耐力壁の木材長さ)は6mまで対応できますので、倉庫などの設計にも適しています。一方で、門型フレームは梁成や柱頭部の接合仕様が固定されていたり、壁高さも6mまで対応できないものが一般的で、収まりやプランに制限ができてしまいます。
※詳しい設計方法、耐力数値等はベースセッターマニュアルに記載しています。


ベースセッターのホームページはこちら
 

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