CSセンターが疑問を解決

No.6 2017.09.04

以前のレンコン金物と新しい羽子板金物(ビス羽子板金物・Ⅱ)を組合せて使用することは可能ですか。

可能です。
「レンコン金物羽子板セット・Ⅱ」が発売されましたが、以前のレンコン金物(単品)の在庫があります。以前のレンコン金物と新しい羽子板金物(ビス羽子板金物・Ⅱ)を組合せて使用することは可能でしょうか。」とご質問をいただきました。
今回のQ&Aでは、レンコン金物(旧製品)と羽子板セット・Ⅱ(新製品)の組合せについて説明します。

当社では、レンコン金物(旧製品)とビス羽子板金物・Ⅱ(新製品)をセットで使用することは可能と考えております。この場合の短期基準接合引張耐力はレンコン金物羽子板セット(旧製品)の数値(11.8kN)をご使用ください。異なる組合せの耐力は、以下の表よりご確認ください。

短期基準接合引張耐力表
レンコン金物仕様
羽子板金物仕様 レンコン金物
(旧製品)
レンコン金物・Ⅱ
(新製品)
ビス羽子板金物
(旧製品)
11.8kN※1 11.8kN※1
ビス羽子板金物・Ⅱ
(新製品)
11.8kN※1 12.1kN※2
※1…11.8kNは、接合部性能試験成績証HP10-KT096の数値(旧製品セットの数値)
※2…12.1kNは、接合部性能試験成績証HP16-KT137の数値(新製品セットの数値)


理由は、ハウスプラス確認検査(株)で行った試験方法に準じて、BXカネシン開発試験センターにて旧製品と新製品をそれぞれの組合せで性能試験を実施し、性能試験数値以上になることを確認しているためです。これにより、上記の組合せについてもご使用いただけると考えております。(注:旧製品と新製品では施工ビスが異なるため、施工間違いにはご注意ください。
また、ボルトの組合せについては六角ボルト・全ねじボルトは同じ強度の材質を使用しているため、いずれのボルトも全ての組合せで使用可能と考えております。尚、建築の構造金物使用可否は、設計士・建築主事・確認検査機関等の判断で最終的に決定しますので、事前にご確認のうえご使用いただければ幸いです。


レンコン金物羽子板セット・Ⅱになってどのような点が変わったかについても説明します。

【ビス羽子板金物の変更点】
・形状は、ほとんど変更ありません。(少しだけスリムになりました。)
・ビスの種類と本数が変更になりました。(ビスを高耐力及び長くしたことで、ビスの本数が減り施工性が向上しました。)
 CPQ-75(L=75mm)×5本 ⇒ YPR-85(L=85mm)×3本

      
【レンコン金物の変更点】
・ナットと座金形状だったものが、一体成形した形状に変更になりました。(製造技術向上により、一体成形にすることができました。)
・ビスの種類と本数が変更になりました。(上記同様、ビスを高耐力及び長くしたことで、ビスの本数が減り施工性が向上しました。)
 CPQ-75(L=75mm)×6本 ⇒ YPR-85(L=85mm)×3本


【セット製品での変更点】
・ボルトが変更になりました。(全ねじボルトに変更したことで、羽子板の施工位置調節が容易になり、施工性が向上しました。)
 六角ボルト(M12) ⇒ 全ねじボルト(M12)



レンコン金物羽子板セットのホームページはこちら

BXカネシンCSセンターへのお問合せ

TEL. 03-5671-1077