No.47 2021.02.01
EQ GUARDは地震の揺れをどのように吸収しているのですか。
鋼材ダンパー部が伸縮変形することで地震の揺れを吸収しています。
まずは、EQ GUARDの部材の構成をみてみましょう。EQ GUARDは3つの部材で構成されています。
②鋼板ダンパー部には、細いくびれ部分が設けられています。このくびれ部分が伸縮変形することで揺れを吸収します。また、②鋼板ダンパー部を①四角鋼管部と③ベース部で挟み込むことで、圧縮時に②鋼板ダンパー部のくびれ部分が大きくたわまないようにしています。
●変形の仕組み
次に、EQ GUARDを壁に設置した場合にどのように金物が地震の揺れを吸収しているのかを説明します。
地震が発生し、建物に揺れが加わると、建物には矢印方向(水平方向)に揺れようとする力が働きます。建物が揺れようとする力によって、壁は下図のように加力方向に引っ張られるように変形が進みます。
EQ GUARDを設置すると、加力方向(水平方向)に引っ張られることでEQ GUARDの鋼板ダンパー部が伸びたり(引張)、縮んだり(圧縮)します。上下の鋼材ダンパー部の伸縮で壁の変形を吸収し、壁の損傷を軽減します。
EQ GUARDを設置した場合
“鋼材の伸縮”で壁の変形を吸収 ⇒ 壁の損傷を軽減
振動台実験でも、EQ GUARDが地震の揺れを吸収していることを実証しています。
●EQ GUARDの設置有無による揺れの比較検証実験
「阪神・淡路大震災」の地震波を繰り返し10回発生させて建物のダメージを比較検証しました。
●実験の様子
面材耐力壁(壁倍率5倍)でも同様に比較検証を行い、筋かい耐力壁(壁倍率4倍)と同傾向の高い制震効果が得られました。
●実験の様子
技術情報はこちら
マニュアルはこちら
②鋼板ダンパー部には、細いくびれ部分が設けられています。このくびれ部分が伸縮変形することで揺れを吸収します。また、②鋼板ダンパー部を①四角鋼管部と③ベース部で挟み込むことで、圧縮時に②鋼板ダンパー部のくびれ部分が大きくたわまないようにしています。
●変形の仕組み
次に、EQ GUARDを壁に設置した場合にどのように金物が地震の揺れを吸収しているのかを説明します。
地震が発生し、建物に揺れが加わると、建物には矢印方向(水平方向)に揺れようとする力が働きます。建物が揺れようとする力によって、壁は下図のように加力方向に引っ張られるように変形が進みます。
EQ GUARDを設置すると、加力方向(水平方向)に引っ張られることでEQ GUARDの鋼板ダンパー部が伸びたり(引張)、縮んだり(圧縮)します。上下の鋼材ダンパー部の伸縮で壁の変形を吸収し、壁の損傷を軽減します。
EQ GUARDを設置した場合
“鋼材の伸縮”で壁の変形を吸収 ⇒ 壁の損傷を軽減
振動台実験でも、EQ GUARDが地震の揺れを吸収していることを実証しています。
●EQ GUARDの設置有無による揺れの比較検証実験
「阪神・淡路大震災」の地震波を繰り返し10回発生させて建物のダメージを比較検証しました。
●実験の様子
面材耐力壁(壁倍率5倍)でも同様に比較検証を行い、筋かい耐力壁(壁倍率4倍)と同傾向の高い制震効果が得られました。
●実験の様子
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