CSセンターが疑問を解決

No.35 2019.11.01

枠材の上から施工できる高耐力のホールダウンはありますか。

〔枠材用〕高耐力フレックスホールダウンがあります。
枠材の厚みが30mmのとき47.9kN、45mmのとき54.3kNまでの引抜き力に対応できるホールダウンです。



詳しい使用条件は下表をご参照ください。
 
枠材の厚み:30mm 枠材の厚み:45mm
短期基準接合引張耐力(P0t) 47.9 kN 54.3 kN
金物接合ビス YPR-115 YPR-115
枠材とめつけ方法 とめつけ釘の種類 N75もしくはN90 N90
とめつけ本数 17本以上 17本以上
試験時使用樹種(柱) スギKD スギKD
試験時使用樹種(枠材) スギKD スギKD
柱の最小断面 105×105 105×105
※基礎の設計等は、実状に応じて別途適切に設計してください。
※詳しい試験結果、試験内容は試験報告書を確認してください。
※アンカーボルト、両引きボルト、座金、ナット等は高耐力専用金物をご使用ください。


主に真壁パネルの柱脚や柱頭の引抜き力が大きい場合に使用できますが、下図のように柱が土台にめり込むのを防止する場合にも便利です。

枠材でめり込みを防止

柱に枠材を取り付けてめり込みを防止する場合に枠材の上から施工できます。


土台プレート・Ⅱでめり込みを防止

土台プレート・Ⅱを施工してめり込みを防止する場合、柱にそのままホールダウンを施工するとアンカーボルトと土台プレート・Ⅱが干渉することがあります。枠材を介してホールダウンを取り付けることで、干渉を避けることができます。
※枠材の厚みが30mmの場合は、アンカーボルトの施工位置を下記としてください。
柱面からアンカーボルト芯までの距離:57.5mm以上(枠材面からアンカーボルト芯までの距離:27.5mm以上)



 

BXカネシンCSセンターへのお問合せ

TEL. 03-5671-1077