No.43 2020.07.01
プレセッターSUの梁を標準の梁天端のレベルから上げたり下げたりしたい時はどうすれば良いですか。
ボルト穴間隔や、ノーマル穴やダウン穴を組み合わせることで標準の梁天端のレベルより梁の天端レベルを上下できます。また、小屋梁などで在来軸組工法のかぶと蟻仕口を金物工法で置き換えたい場合は、かけ梁の天端レベルのみをあげて施工してください。
それぞれの仕様に合わせて解説します。
1 標準の梁天端のレベルから梁の天端レベルを上下させる場合
2 小屋梁などでかけ梁の天端レベルを上げる場合(かぶと蟻仕口)
1 標準の梁天端のレベルから梁の天端レベルを上下させる場合
柱などの両側で梁受金物を接合させて、梁の天端レベルを標準の梁天端レベルより上下させる場合は、ボルト穴間隔や、ノーマル穴とダウン穴を組み合わせて接合します。ボルト穴間隔は70mm、ノーマル穴~ダウン穴の距離は25mmです。
参考例:PS-18SUのノーマル穴とダウン穴のボルト穴位置
ボルト穴間隔の70mmもしくはノーマル穴とダウン穴を組み合わせ45mm下げて接合します。
参考例:梁成180mmの梁を上下させた場合の施工可能なレベル差
それ以降はボルト穴間隔が70mmのため、70mm単位で下げることが可能です。
ex) 45mm+70mm=115 mm
70mm+70mm=140 mm
上記以外のレベル差は、ボルト穴位置が合わなくなってしまうため施工できません。
2 小屋梁などでかけ梁の天端レベルを上げる場合(かぶと蟻仕口)
小屋梁などで在来軸組工法のかぶと蟻仕口を金物工法で置き換える場合、金物工法では、かけ梁の天端レベルのみを上げて施工します。
小屋梁などでかけ梁の天端レベルを上げる場合のドリフトピンの穴の加工位置※は、梁を上げた分を加味してください。受け梁のボルト穴位置はそのままの穴位置になります。
※梁下端に近い一番下のドリフトピン端距離は同寸法
下の図はPS-18SUでの受け梁の梁成を240mmにして60mm上げた場合の施工例です。
各仕様における金物の仕様の詳細、木材の加工位置はマニュアルをご確認ください。
加工の可否はプレカット会社によって異なる場合もあるため、各プレカット工場にお問い合わせください。
納まりや耐力などは別途ご検討ください。
プレセッターSUの技術情報はこちら
1 標準の梁天端のレベルから梁の天端レベルを上下させる場合
2 小屋梁などでかけ梁の天端レベルを上げる場合(かぶと蟻仕口)
1 標準の梁天端のレベルから梁の天端レベルを上下させる場合
柱などの両側で梁受金物を接合させて、梁の天端レベルを標準の梁天端レベルより上下させる場合は、ボルト穴間隔や、ノーマル穴とダウン穴を組み合わせて接合します。ボルト穴間隔は70mm、ノーマル穴~ダウン穴の距離は25mmです。
参考例:PS-18SUのノーマル穴とダウン穴のボルト穴位置
ボルト穴間隔の70mmもしくはノーマル穴とダウン穴を組み合わせ45mm下げて接合します。
参考例:梁成180mmの梁を上下させた場合の施工可能なレベル差
それ以降はボルト穴間隔が70mmのため、70mm単位で下げることが可能です。
ex) 45mm+70mm=115 mm
70mm+70mm=140 mm
上記以外のレベル差は、ボルト穴位置が合わなくなってしまうため施工できません。
2 小屋梁などでかけ梁の天端レベルを上げる場合(かぶと蟻仕口)
小屋梁などで在来軸組工法のかぶと蟻仕口を金物工法で置き換える場合、金物工法では、かけ梁の天端レベルのみを上げて施工します。
小屋梁などでかけ梁の天端レベルを上げる場合のドリフトピンの穴の加工位置※は、梁を上げた分を加味してください。受け梁のボルト穴位置はそのままの穴位置になります。
※梁下端に近い一番下のドリフトピン端距離は同寸法
下の図はPS-18SUでの受け梁の梁成を240mmにして60mm上げた場合の施工例です。
各仕様における金物の仕様の詳細、木材の加工位置はマニュアルをご確認ください。
加工の可否はプレカット会社によって異なる場合もあるため、各プレカット工場にお問い合わせください。
納まりや耐力などは別途ご検討ください。
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