CSセンターが疑問を解決

No.52 2021.11.01

EQ GUARD(イーキューガード)は、大臣認定を取得して何が変わったのですか。

壁倍率2.8倍の耐力壁として使用できるようになりました。
EQ GUARDは、令和3年6月に壁倍率2.8倍の国土交通大臣認定を取得しました。これにより、建築基準法施行令46条に関連する必要壁量の計算(地震力と風圧力に対する必要壁量)(以下、壁量計算とします。)において壁倍率2.8倍で使用することが可能になりました。



認定取得前後の変更内容
大臣認定取得前 大臣認定取得後
仕様名称 付加制震仕様 大臣認定仕様
建築基準法施行令46条の関連計算 不可 可能
適用範囲 高さ:横架材間距離(mm) 2450~2760 2584.5~2722.5
幅:柱芯間距離(mm) 900~1000 900~910
柱断面(mm) 105以上×105以上 105~150×105~150
土台断面(mm) 105以上×105以上 105~150×105~150
梁断面(mm) 105以上×180以上 105~150×150以上
床合板(mm) 24~30以下 30以下
壁量計算時の壁倍率 0倍 2.8倍
N値計算時の壁倍率 5倍 3.1倍
壁比率検討(4分割法検討) ※1 2.8倍と3.1倍※2
※1 4分割部に均等配置が条件
※2 「2.8倍」と「3.1倍」の双方で満足することが条件

 ポイント①  大臣認定を取得したことで適用範囲が変更になり、N値計算時の壁倍率が下がりました。
 ポイント②  壁量計算に使用でき、耐力壁両端の柱に必要な柱頭柱脚金物の耐力が小さくなります。

EQ GAURDは、従来のように「付加制震仕様」でご使用いただくこともできますが、いくつか注意点がありますので、「付加制震仕様」をご使用いただく場合は、BXカネシンCSセンター(TEL. 03-5671-1077)までお問合せください。

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