CSセンターが疑問を解決

No.65 2024.01.11

MPシアプレートの製品ページに記載されている〔AIJ規準※のシアプレート以上の耐力性能を確認しています〕とはどういう意味ですか。

※「木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-」2006年版(一般社団法人日本建築学会(略称 AIJ))

MPシアプレートは、BXカネシン社内試験および耐力計算による検討を行い、AIJ規準内に図示されているシアプレートと同等以上の耐力性能であることを確認しています。

運用時の耐力性能は試験結果の耐力値ではなくAIJ規準
シアプレートの耐力値にてご検討ください。
 
《MPシアプレート67 / MPシアプレート102》





《AIJ規準のシアプレート》
『付録5.ジベル接合の許容耐力』内に図示されている2種類のシアプレート(67mm、102mm)

出典:神谷文夫・軽部正彦 ほか, 付録5.ジベル接合の許容耐力, 一般社団法人日本建築学会, 木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-,p.386,2006



 
製品名 基準せん断
耐力(kN)
繊維方向 繊維直交方向
J1 J2 J3 J1 J2 J3
MPシアプレート
67
長期 12.0 10.2 8.7 8.4 7.2 6.1
中短期 17.4 14.9 12.6 12.2 10.4 8.8
短期 21.8 18.6 15.8 15.3 13.0 11.1
MPシアプレート
102
長期 20.6 14.4
中短期 29.9 20.9
短期 37.4 26.2
※J1=ベイマツ類、J2=ヒノキ類、J3=スギ類
※AIJ規準より耐力値を引用しています。
※「ー」は適用範囲外
※繊維方向は、AIJ規準より耐力値を引用しています。繊維直交方向は繊維方向の0.7倍としています。
※ボルト1本に対してMPシアプレートを2個取り付けた場合の、MPシアプレート1個当たりの耐力数値です。
※BXカネシン社内試験および計算により耐力検討を行い、上記以上の性能を有することを確認しています。
※表中の数値は基準耐力Poに荷重継続期間影響係数を乗じた数値です。設計ではその他の係数も考慮した許容耐力Paを設定し用いてください。


 
MPシアプレートが採用される接合部は構造計算が必要です。上記耐力値に加え、設計規準・仕様・ルールなどをマニュアルに記載していますので、詳細は「MPシアプレートマニュアル」をご確認ください。その他、試験などの耐力確認の詳細は弊社MP課までお問合せください。


最後に、MPシアプレートの納まり例をご紹介します。

ボルト接合にMPシアプレートを併用すると、高いせん断耐力・剛性が確保できるため、ボルト本数を削減できます。使用する箇所は、トラス接合部や梁受け金物・柱脚金物のボルト接合部・鉄筋ブレース端部の接合・柱脚金物等を想定しています。













  



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