No.11 2018.01.09
金物工法で土台プレートⅡとパイプ金物を併用する場合、引張耐力はそのままでいいですか。
「PZホールダウンパイプPZ-HDP-20」にて担保可能になりました。下図のように納めていただくと、現行の耐力(24.3kN)のまま使用することができます。
土台プレートⅡを使用した納まり

昨年の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)」への改訂に伴い、構造計算時には土台の短期許容めり込み耐力を検定することが必須となり、金物工法でもめり込み防止として「土台プレートⅡ」等が必要となるケースが増えてきました。実際にパイプ金物と併用すると、プレートの厚みだけ柱を短くカットしなければなりません。このときパイプ金物を当該柱に使用すると、柱木口からドリフトピンまでの距離が短くなってしまい、耐力への影響が懸念されていました。
そこで、実際に柱を短くカットした仕様で「PZホールダウンパイプPZ-HDP-20」の引張試験を実施し、現行耐力と同じ性能を確認することができました。
使用上の注意
1.「PZホールダウンパイプPZ-HDP-20」以外のパイプ金物は「土台プレートⅡ」と併用できません。パイプ金物と「土台プレートⅡ」を併用する場合は、必ず「PZホールダウンパイプPZ-HDP-20」を使用してください。
2.隅柱で使用した場合の引張耐力は確認しておりません。隅柱でめり込みを防止する場合は、「高耐力柱脚金物45」、「プレセッター柱脚金物(一体型)」等をご検討ください。
3.下図の様に、柱のカット寸法が20mmを超えないようにしてください。試験では柱を20mmカットして行っていますので、20mmを超えてしまうと今回の試験で確認した引張耐力が保障できなくなります。また、厚みが20mm以内であれば挟み込むプレートは土台プレートⅡに限りません。

PZホールダウンパイプのホームページはこちら
土台プレートⅡのホームページはこちら

昨年の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)」への改訂に伴い、構造計算時には土台の短期許容めり込み耐力を検定することが必須となり、金物工法でもめり込み防止として「土台プレートⅡ」等が必要となるケースが増えてきました。実際にパイプ金物と併用すると、プレートの厚みだけ柱を短くカットしなければなりません。このときパイプ金物を当該柱に使用すると、柱木口からドリフトピンまでの距離が短くなってしまい、耐力への影響が懸念されていました。
そこで、実際に柱を短くカットした仕様で「PZホールダウンパイプPZ-HDP-20」の引張試験を実施し、現行耐力と同じ性能を確認することができました。
使用上の注意
1.「PZホールダウンパイプPZ-HDP-20」以外のパイプ金物は「土台プレートⅡ」と併用できません。パイプ金物と「土台プレートⅡ」を併用する場合は、必ず「PZホールダウンパイプPZ-HDP-20」を使用してください。
2.隅柱で使用した場合の引張耐力は確認しておりません。隅柱でめり込みを防止する場合は、「高耐力柱脚金物45」、「プレセッター柱脚金物(一体型)」等をご検討ください。
3.下図の様に、柱のカット寸法が20mmを超えないようにしてください。試験では柱を20mmカットして行っていますので、20mmを超えてしまうと今回の試験で確認した引張耐力が保障できなくなります。また、厚みが20mm以内であれば挟み込むプレートは土台プレートⅡに限りません。

PZホールダウンパイプのホームページはこちら
土台プレートⅡのホームページはこちら
BXカネシンCSセンターへのお問合せ
TEL. 03-5671-1077
新着 new
バックナンバー Back Numbers
-
取り扱っているパイプ金物の種類がいくつかありますが、何が違うのですか。
No.33 2019.09.02
-
引張耐力100kNに対応できるホールダウン金物はありますか。
No.39 2020.02.04
-
プレセッターSU梁受金物は燃えしろ設計に使用できますか。
No.51 2021.10.04
-
15寸勾配の登り梁の接合に使用できる羽子板金物はありますか。
No.18 2018.08.06
-
MPブレースシートの上下2段使いで大梁と小梁の梁成が異なる場合、どのように使用すればいいですか。
No.54 2022.02.04
-
ベースセッターを用いた耐力壁(耐力壁柱)を枠組壁工法で使用する場合、柱頭の金物は何を使えばいいですか。
No.41 2020.04.01
-
パネル工法で使えるL型の金物はありますか?
No.2 2017.05.08
-
木質のI型ジョイストに使える金物はありますか。
No.21 2018.11.06
-
MPねじ接合システムで杉などの国産材は使用できますか。
No.57 2022.08.01
-
以前のレンコン金物と新しい羽子板金物(ビス羽子板金物・Ⅱ)を組合せて使用することは可能ですか。
No.6 2017.09.04