プレセッターSU梁受金物
梁の内部に金物が納まる梁受金物です。受け側の柱(梁)にのみ金物が取付く1ピース型の金物工法です。木材の断面欠損が少なく、あらゆる方向からの力に強靭に抵抗する仕口を実現できます。対応できる樹種も豊富です。
用途・特長
横架材を受ける梁受け金物です。
耐力
※中ボルトとPS座付ボルトの接合具違いによる最小値を記載しています。(接合具による耐力詳細はプレセッターSUマニュアルをご確認ください。)
※登り梁仕様の耐力数値はプレセッターSUマニュアルをご確認ください。
①標準的な仕様 ②ハイブリッド・ビーム仕様 ③LVL仕様
①標準的な仕様
柱-梁接合
※PS-90SUの引張・せん断は、PS-60SUの数値を引用しています。
梁-梁接合
②ハイブリッド・ビーム仕様
柱-梁接合
梁-梁接合
③LVL仕様
柱-梁接合
梁-梁接合
※登り梁仕様の耐力数値はプレセッターSUマニュアルをご確認ください。
①標準的な仕様 ②ハイブリッド・ビーム仕様 ③LVL仕様
①標準的な仕様
柱-梁接合
型番 | PS-10SU | PS-18SU | PS-24SU | PS-33SU | PS-39SU | PS-54SU | PS-60SU | PS-90SU |
材種 | 【柱】杉同一等級構成構造用集成材E65-F255以上 【梁】スプルース対称異等級構成構造用集成材 E105-F300以上 |
【柱】オウシュウアカマツ同一等級構成構造用集成材 E95-F315以上 【梁】オウシュウアカマツ対称異等級構成構造用集成材 E105-F300以上 |
【柱】オウシュウアカマツ同一等級構成構造用集成材 E95-F315以上 【梁】オウシュウアカマツ対称異等級構成構造用集成材 E120-F330以上 |
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短期基準引張耐力(kN) | 10.2 | 14.5 | 21.8 | 24.8 | 35.2 | 48.1 | 53.7※ | |
短期基準せん断耐力(kN) | 8.7 | 19.0 | 31.3 | 35.8 | 45.6 | 51.3 | 82.0※ | |
短期基準逆せん断耐力(kN) | 6.8 | 16.3 | 27.0 | 39.0 | ー | ー | ー | ー |
梁-梁接合
②ハイブリッド・ビーム仕様
柱-梁接合
型番 | PS-10SU | PS-18SU | PS-24SU | PS-33SU |
材種 | 【柱】杉同一等級構成構造用集成材 E65-F255以上 【梁】ハイブリッド・ビーム対称異等級構成構造用集成材 E120-F330 |
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短期基準引張耐力(kN) | 7.7 | 19.1 | 19.2 | 27.6 |
短期基準せん断耐力(kN) | 9.9 | 23.4 | 29.8 | 35.8 |
短期基準逆せん断耐力(kN) | 9.1 | 20.9 | 29.6 | 32.8 |
梁-梁接合
型番 | PS-10SU | PS-18SU | PS-24SU | PS-33SU |
材種 | 【梁】ハイブリッド・ビーム対称異等級構成構造用集成材 E120-F330 | |||
短期基準引張耐力(kN) | 10.1 | 18.2 | 21.0 | 35.4 |
短期基準せん断耐力(kN) | 7.4 | 17.8 | 24.3 | 38.3 |
短期基準逆せん断耐力(kN) | ー | ー | ー | ー |
③LVL仕様
柱-梁接合
型番 | PS-10SU | PS-18SU | PS-24SU | PS-33SU | PS-39SU | PS-54SU |
材種 | 【柱】A種 構造用単板積層材(LVL) 特級 90E-335F/45V-38H 【梁】A種 構造用単板積層材(LVL) 特級 100E-375F/45V-38H |
【柱】A種 構造用単板積層材(LVL) 特級 90E-335F/45V-38H 【梁】A種 構造用単板積層材(LVL) 特級 100E-375F/55V-47H |
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短期許容引張耐力(kN) | 10.5 | 18.5 | 22.6 | 29.6 | 37.1 | 44.3 |
短期許容せん断耐力(kN) | 12.5 | 27.4 | 38.9 | 52.3 | 60.1 | 78.4 |
短期許容逆せん断耐力(kN) | 5.8 | 20.8 | 21.2 | 30.4 | ー | ー |
梁-梁接合
仕様
対応梁成
①標準的な仕様
※PS-60SUとPS-90SUは、梁成により木材加工が異なります。詳しくはプレセッターSUマニュアルをご確認ください。
②ハイブリッド・ビーム仕様
③LVL仕様
①標準的な仕様
PS-10SU | PS-18SU | PS-24SU | PS-33SU | PS-39SU PS-24SU(上) PS-18SU(下) |
PS-54SU PS-33SU(上) PS-24SU(下) |
PS-60SU※ PS-33SU(上) PS-33SU(下) |
PS-90SU※ PS-33SU(上) PS-33SU(中) PS-33SU(下) |
105~150mm | 180~210mm | 240~300mm | 330~390mm | 390~510mm | 540~570mm | 600~870mm | 900~1200mm |
②ハイブリッド・ビーム仕様
PS-10SU | PS-18SU | PS-24SU | PS-33SU |
105~150mm | 180~210mm | 240~300mm | 330~390mm |
③LVL仕様
PS-10SU | PS-18SU | PS-24SU | PS-33SU | PS-39SU PS-24SU(上) PS-18SU(下) |
PS-54SU PS-33SU(上) PS-24SU(下) |
105~150mm | 180~210mm | 240~300mm | 330~360mm | 390~510mm | 540~600mm |
使用方法
プレセッターSUマニュアルをご確認ください。
動画
注意事項
●ご使用前に必ずマニュアルをご確認ください。
●先行ピンのみの時点では上記耐力はありません。建方の際、過剰な負荷を掛けないよう組み建ててください。
●CLT仕様は「MP木造建築 > CLT対応金物 > プレセッターSU梁受金物」をご確認ください。
●先行ピンのみの時点では上記耐力はありません。建方の際、過剰な負荷を掛けないよう組み建ててください。
●CLT仕様は「MP木造建築 > CLT対応金物 > プレセッターSU梁受金物」をご確認ください。
基本情報/メーカー希望小売価格(税抜き)
型番 | 商品コード | 出荷単位 | 梱包 | 作業工程別 梱包の分類 |
メーカー希望小売価格 円/個(税抜) |
PS-10SU | 318000 | 1個 | 50個/ケース | 上棟 | 290 |
PS-18SU | 318001 | 395 | |||
PS-24SU | 318002 | 30個/ケース | 560 | ||
PS-33SU | 318003 | 20個/ケース | 710 | ||
PS-39SU | 920300 | 1セット | 1セット | 955 | |
PS-54SU | 920320 | 1,270 | |||
PS-60SU | 920330 | 1,420 | |||
PS-90SU | 920340 | 2,130 |
材料規格 | 高耐食性溶融めっき鋼板 一般材 |
承認等 | (公財)日本住宅・木材技術センターSマーク性能認定品(柱/杉集成材、 梁/スプルース集成材の短期基準せん断耐力のみ) (公財)日本住宅・木材技術センター試験成績書 ハウスプラス確認検査(株)性能試験 ハウスプラス確認検査(株)評価書 (一財)建材試験センター (一財)日本建築センターBCJ評定 ※認定番号、試験成績書番号は「品質・性能評価一覧表」をご参照ください。 品質・性能評価一覧表はこちら |
資料
この製品に関するQ&A
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Q金物工法で木材の加工スリットや梁受金物等に干渉しない筋かい金物はありますか。
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APS筋かい金物、PS筋かい金物合板タイプがございます。
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QプレセッターSUは無垢材で使用できますか。
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A柱・梁には使用できません。但し、土台には無垢材が使用できます。柱・梁も無垢材を使用したい場合は、プレセッタータイプMをご使用ください。
※プレセッターSU梁受金物の使用可能推奨樹種、強度区分等は以下の表をご参照ください。
※ハイブリッド・ビーム仕様、LVL仕様もあります。
部位 規格 強度等級 材巾(mm) 材成(mm) 土台 KD材 ひのき E70以上SD15以下 105角≦ 柱 同一等級構成構造用集成材 杉 E65-F255以上 105角≦ 梁 対称異等級構成構造用集成材 スプルース E105-F300以上 105≦ 105≦ -
Qプレセッター、プレセッタータイプM、プレセッターSUの本体側の背に穴があいていますが、すべてボルトでとめるのですか。
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A
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Qプレセッター梁受金物を通し柱に使用することはできますか。
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A可能です。
【参考】
「プレセッターSUマニュアル>Section4プレセッターSUの取付けと建て方>② 1 階柱建て」以降のページをご参照ください。
プレセッターSUマニュアルはこちら
※ユーザーログイン後、マニュアル・設計ツールよりダウンロードをお願いいたします。 -
Q登り梁で使えるプレセッターSU金物はありますか。
-
AプレセッターSU梁受金物PS-18SUが使用できます。
-
QプレセッターSU、プレセッター、プレセッタータイプMの加工ができる工場を教えてもらえますか。
-
A
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Q金物工法と在来軸組工法用の接合金物を同一建物に使用できますか。
-
A
-
Q金物工法と在来軸組工法用の接合金物を同一接合部に使用できますか。
-
A使用することはできますが、お互いの金物が干渉しないよう納まりにご注意ください。
また同一接合部に使用する場合の耐力の合算については、設計者様にてご判断をお願いいたします。